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はっぴーはろうぃん! SS。

2013.10.31 18:40|図書館戦争。
ハロウィンですね!うちは仏教ですが(笑)

とりっく・おあ・とりーと!

私もちょっとお祭りにあやかってちょっとお菓子交換をしてましたw
みなさん、楽しいハロウィンを過ごされましたでしょうか?

夕方になってしまいましたが今日朝から思いついて書き始めてやっと書き上がりました〜

ひさびさにいつもと違う雰囲気のものを書いたのでちょっと不安です……

楽しんでいただけたら幸いですm(_ _)m


拍手コメントありがとうございます!
またちょっとお待たせしますが、たいへん嬉しく拝見しております*

実は短いのがもう2本ほど書き上がってたりするのでまたちょっと直してアップします。




それではハロウィンネタで、堂郁上官部下(無自覚)と手柴(片思い?)と小毬恋人です!
一気に書き上げて原作確認していないのでちょっとカップリングの時系列おかしいかもしれませんが……
脳内補正お願いします←

よろしければ追記よりどうぞ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






「おはようございます!」


今日も張り切って事務室の扉を開ける。
なんたって今日は、


「堂上教官!」

「なんだ」

「とりっくおあとりーと!!」


ハロウィンだ。


いや、ハロウィンでお菓子がたくさんもらえるから嬉しいとは郁もさすがに思ってないが、イベント事は楽しんだもの勝ちだろう。

それに堂上に悪戯できるチャンスを逃すわけにはいかない。


……ぽと


元気いっぱい差し出した手に置かれたのはハロウィンのパッケージのチョコレート。


「えー持ってるんですかぁー?つまんなーい」


堂上に悪戯する気満々で来た郁としては拍子抜けだ。
お菓子は嬉しいが。


「なんだそれは。いらないなら返せ」


いつもの仏頂面に眉間のシワがプラスされてしまった。


「いただきます!けど、教官ならいたずらできるかなーと」

「アホか、イベントもあるのに忘れるわけないだろうが。こんな部下もいるしな」


ふんっと鼻で笑われてムカっとくる。


「なんかバカにされてる気分なんですが」

「そりゃ、バカにしてるからな」


さらりと酷い言葉を返されてさらにイラっときた。


「なにそれー!」

「うるさい!」


さいてーと叫ぶとすかさず拳と一緒に怒鳴り声が返ってくる。


「はいはい、二人とも落ち着いて」


呆れつつ慣れた様子で仲介に入るのは小牧。
いつものことだ。

落ち着いてないのはこいつだけだ、なんて言う堂上を今度は黙って睨む。


「笠原さん、トリック・オア・トリート」


へ?

堂上に意識がいっていて一瞬小牧の言った意味がわからず疑問符を浮かべると小牧はその言葉をもう一度繰り返した。


「ないの?」

「あ、ありますよ!はい」


かばんの中のお徳用お菓子パックの中から適当に選んで小牧に渡す。


「やっぱり笠原さんは持ってたか。ありがとう」


ちょっと含みのある笑みとともに言われ、ふと違和感に気づく。


「じゃ笠原さんも、はい」

「ありがとうございます!」


いつもならやっぱりお菓子もらえるの嬉しいな、なんて思っていると必ず突っ込んでくる奴がいたんだが。


「そういえば手塚は……?」


そんな煩い奴の所在を尋ねると小牧はふふっと黒い笑みを浮かべ、堂上は複雑なーー哀れみと可笑しさとを噛み殺そうとしているようなーー表情でわずかに俯いた。


「もう席についてる」


必死で平坦な声を保とうとしているとわかるような堂上の言葉に余計郁はわけがわからない。


「いやー、手塚は油断してたらしくてね」


小牧がくっくっと思い出し笑いをしながら出してきたのは黒い猫耳カチューシャ。


「えっ!うそ、見たかった!!」


そのカチューシャを着けた手塚を想像して吹き出すと、机に突っ伏しそうな勢いの手塚の雰囲気がさらに重くなった気がする。


「あ、写真あるよ」

「見たいです!」


小牧の手元を覗き込むと、かなり本気で嫌がっている仏頂面に黒い猫耳のついた手塚が写っていた。


だめだ、コレはウケる。
手塚の猫耳姿ももちろん面白いのだが、そのあまりにも苦い表情が笑いを誘う。


「お前だってこれから仮装するだろ!?」


手塚に真っ赤になってキレられるが全然怖くない。


「そうだけど、あんたと違って負の遺産にはならないから」


子ども担当でお話会のお手伝いに借り出される郁もこの後仮装はする。

しかし何人か同じような格好をすることになっているし、一応女子なら笑いのネタにはならないのである。


「まあ、そんなこともある」


つい手塚の姿に笑ってしまいそうになりつつも過去の自分を思ってか、唯一手塚を慰めるのは堂上だ。


「堂上二正……」


大丈夫、あんたは着実に『憧れの堂上二正』のポストに向かっているから。


最近プチ堂上化してきている手塚に心の中で舌を出す。


「ほら、そろそろ始業時間だ。準備しろ」


ひと段落したところで堂上に促された。


今日はイベントもあって大賑わいだろう。

頑張るぞと気合いを入れる。


張り切りすぎて空回りするなよ、という堂上からの余計な一言は聞かなかったことにした。








Side.堂郁



帰り際堂上を見かけて駆け寄る。


「教官!」

「何した」


そうお決まりの台詞とともに振り向いた堂上に頬を膨らませる。


「今日は何もしてません」

「悪かった。で、どうした」


ぽんと頭でいつものように手が跳ねた。


「まだ教官には渡してなかったなーって思って」


そう言って堂上にチョコレートを差し出す。


「いいのか?」

「ブラックだから残っちゃったんです」


遠慮する堂上の手にちょっと強引に乗せる。


「じゃあせっかくだし頂いとく。ありがとな」


珍しく柔らかい堂上の笑みに郁も得した気分になって笑みがこぼれた。


「では、失礼します!」

「ああ、お疲れ」


今朝小牧には渡したが堂上に渡せなくて少し気になっていたのだ。

一番疲れているだろう苦労人の班長殿には糖分も必要だろう。


今日一日の子どもたちの笑顔や最後に見ることのできたレアな笑顔にほくほくとしながら郁は帰路についた。


ーーーあ、手塚に渡すの忘れたけどまあいっか








Side.手柴


「てーづか」


図書隊の多くの男が憧れる高嶺の花の声にややうんざりとしながら返事を返す。


「……なんだ」


今朝の小牧の悪戯は小牧経由にしろ郁経由にしろ、どうせこっちにまで伝わっているのだろう。


「似合ってたわよー?猫耳」


それこそ猫耳の似合いそうなニヤリとした雰囲気を醸し出す柴崎に予想が当たっていたことを知る。


やっぱりそれか。


むっとして返事を返さないでいると柴崎が手塚の視界に割り込んできた。

その瞬間手塚は驚き手を止めた。


「私もなんの因果か黒猫になっちゃったのよねー」


この歳になって猫耳とかキツいものがあるって言ったんだけど、とかなんとか言う柴崎の言葉が耳をすり抜けていく。


黒いふわふわとした生地のスラリとしたシンプルな衣装に黒い猫耳。


自分のは見苦しいだけだが柴崎はよく似合っていた。


「ま、ご愁傷サマ。これでも食べて頑張りなさいな」


ぽん、と手塚の手元にかわいらしいパッケージの菓子を置くと柴崎はまたスルリと猫のように居なくなってしまった。


ーーーそんなんでもお揃いが嬉しいとか、ガキか俺は


少し赤くなってしまっているだろう顔を隠すために目元に手を当て深く息を吐く。


柴崎からもらった菓子は帰ってゆっくり食べようとポケットにしまった。







Side.小毬


つん、と裾を引っ張られ振り向くとそこには愛しい彼女の姿があった。


「いらっしゃい」

『今日は賑やかですね』


携帯に打ち込まれた文字に微笑む。
特にここは児童コーナーが近いから余計だろう。


「ハロウィンだからね」


幼稚園生や小学生が学校のあとやってきている。


『かわいいです』


微笑ましげに子どもたちを眺める毬江にふと悪戯心が疼いた。

彼女は持っているだろうか。


ぽん、と毬江の肩を叩いて注意をひく。
首を傾げた毬江にわかりやすく唇を動かした。


「トリック・オア・トリート」


意味を理解した毬江はふわりと微笑んだ。


「はい、どうぞ」


いつもより少し賑やかな館内だからか毬江が小さな声で答えた。

手にあった紙袋を差し出す。
手作りだろう。


「ありがとう」


お菓子作りはけっこう好きらしく、昔から『お兄ちゃん』の特権でいつもご相伴にあずかってきたからその美味しさは知っている。


「あとでゆっくりいただくね」


するりと髪を梳くと毬江はほのかに頬を染めた。
そのかわいらしさに悪戯までしてしまいたくなるが、お菓子ももらったことだし今は我慢だ。


「小牧さん」


呼びかけられて紙袋から毬江に視線を戻す。


「トリック・オア・トリート」


反撃されてふとちょうどポケットの在庫を切らしてることに気がついた。


「ごめん、今持ってないや」


でもちょうどいい。
悪い大人になってしまうとどちらかというと悪戯のほうが楽しみになってしまうことがあるものだ。


「だから、あとでイタズラして?」


そんな小牧の今夜のデートのお誘いを込めた言葉に毬江は一瞬の間をおいて華やかな笑顔を浮かべる。


こくこくと頷く毬江にじゃあまたあとでと告げて、名残惜しいが小牧は仕事に戻った。










fin.




あいかわらずのしりきれとんぼでした……

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テーマ:二次創作
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誠

Author:誠
趣味 読書
好きな作家 有川浩先生、畠中恵先生などなど
ちなみに図書館戦争(特に堂郁)をこよなく愛してます。

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