スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

虹 花 アンクレット SS。

2013.09.26 22:21|図書館戦争。
いつの間にか150000……
ありがたいことでございますm(_ _)m

本当に何度か書いていますが、私ほんっっっっとうに飽きっぽいんです。
なのに3年以上もうこうして書かせていただいております。

ひとえにお越し下さるみなさまのお陰でございます!
拍手をぽちっとしてくださったり、さらにはコメントくださったりする方など、そもそも読んで下さる方がいらっしゃるだけで感無量です……

更新は本当にとろくて書けてもリハビリもどきだったりと駄作ばかりですが、いただいたリクエストもちまちま消化してまいります。

またお暇なときにちらっと覗きに来て頂けたら嬉しく思います!



さて、一応記念SSです。
三題小説とでも言うのでしょうか、お題は「虹」「花」「アンクレット」で書いてみました。
はじめて書きましたが面白かったですv

欲しい方がいらっしゃるか甚だ疑問ではありますが、このSSはお持ち帰りOKでございます〜
報告は強制ではございません。



それでは、夫婦で堂郁記念日のおはなしです。

よろしければ、追記よりどうぞ!




・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・







「郁」

「なあに、篤さん」


風呂上りの髪もまだ濡れたままアイスを齧る郁は暑い暑いと今日も家の中とはいえ無防備な姿を晒していた。


喰うぞ


などど内心ため息とともにこぼしながらタオルを郁にばさりとかけて少々乱暴に髪を拭く。


「ちゃんと髪を乾かせ」

「ちょ、まっ……ぐっ」


アイスは終わりかけだから大丈夫かと思ったがちょっと苦しかったらしい。

棒アイスじゃなくてよかったな。

他人事のように思いながら今度は丁寧にタオルドライをする。
郁曰く髪が短いから適当でも大丈夫なんだそうだが、せっかくの触り心地だから維持したいし乾かすのもなかなか楽しいのだ。

アイスを食べ終わった郁は篤に頭を預けて気持ち良さそうにしている。

犬だな。

ついでだから最後までと手ぐしでブローしながらドライヤーまでかけて終了だ。
さらさらといつものように心地よい手触りに満足する。


「よし」


そうひとつ頷いてドライヤーとブラシを片付ける。


「よしじゃないし〜……」


ありがたいけどなんたらと郁はもごもごと抗議の言葉をつぶやいているが黙殺。


「お前がさっさとちゃんと乾かさないのが悪い」


なんだかんだといって気持ちいいらしいし軽いお仕置きだろう。


そして片付けついでにさり気なく寝室から手のひらに収まるくらいの小さな包みを持ってくる。


「郁」


再度の呼びかけに振り向こうとした郁の頭の上に小包を置いた。

動きを止めた郁は怪訝そうにしながら自分の頭の上のものを確かめる。


「……なに?」

「開けてみろ」


シンプルに包装されたそれを見て首を傾げる郁に促す。

素直に郁は包みを開いた。


「ブレスレット……?」


ブレスレットにしては少し長めのチェーン。
華奢なチェーンにパステルカラーの虹色が7色の玉になって、カミツレとも見えなくはない白い花とともに等間隔に並んでいる。


「アンクレットっていうらしい」


篤はこれを買うときに初めて知ったがさすがに郁は知っていたらしく、納得したようだ。


「でも、なんで?」


なんとなくそれを見かけたときに郁に似合いそうだなと思ったのと、ふと付き合い始めた日がそろそろであったことを思い出したからだった。


付き合い始めた日など細かい(人によって感じ方は違うが)記念日はこまめに覚える性質ではなかったが、郁と付き合い始めた日は入院中だったためわりと正確に思い出せる。
帰還しているはずなのにいつまでも見舞いに来ない郁に苛々としていたが、カレンダーを確認するたびにまだそれほど経っていないことを思い知らされたものだった。


アクセサリーは普段着けられないからとあまり持っていなかったようだが、篤と付き合うようになってから少しずつ増えていった。


「確か付き合い始めた日がそろそろだろう」


篤がさらっと告げると郁は驚いて固まった。

確かに普段そんな気障なことをするキャラじゃない。
まあキャラじゃないと思ったから「そろそろ」なんてぼやかした表現をした訳だが。

固まっているのをいいことに郁の手からアンクレットを拾い上げ足元に回る。


気になって調べてみたら由来はあまりよくないもののようだったが、ささやかな独占欲の現れだと勝手に許してもらうことにした。

そっと左足に着ける。


「右に着けると『浮気相手募集中』って意味らしいから着けるなよ」


思った通りしなやかな郁の足によく似合った。


「おい、聞いてたか?」


未だに呆然としてアンクレットを注視していた郁に念を押すとやっと篤に視線が戻ってきた。


「うん、でもよく覚えてたね……ってゆうか私何にも用意してないけど……」

「入院中だったからな。俺もふと思い出しただけだし気にするな」


末っ子のくせに変なところで遠慮をする郁は何もないときにプレゼントをするよりは何かしら理由があったほうが受け取りやすいと気づいてからは理由付けできるときは探す癖がついてしまった。


「ありがとう、すごくかわいい」


アクセサリーのプレゼントならいつも身につけていられるものが定石だが、自分たちの職業的にも無理があるし、すでに結婚指輪があるのだから普段用のアクセサリーを買ってみたのだ。

気に入ってもらえたようでよかった。


えへへ、とアンクレットを見つめる郁に篤の頬も緩む。


かわいいものを贈っても「かわいい」と素直に受け取ってくれるようになったのも成果だろう。


「大事に使うね」


言われなくても前にあげたものを大切にしていてくれているということは知っている。

本当に郁のこういった面に触れている篤としてはどこが女らしくないというのかわからないくらいだ。


「そうだ篤さん、お礼にマッサージしてあげる」


きゅっと握った両手が勇ましい。
もらいっぱなしではやっぱり気が済まないようだ。

実際郁はマッサージが上手いため嬉しい。


……それに下心もある。


「そうだな、ありがとう」


ラグの上に素直に身体を横たえた。

高校から陸上をやってるだけあって郁のマッサージは気持ちがいい。
篤も学んできたがまだまだ郁には敵わなそうだ。



ひと段落ついた郁の腕をぐっと掴んで引き寄せると篤の体の上に簡単に倒れこんできた。
相変わらず細くて軽い。
標準より筋肉が多いくせに標準体重より軽いのだから細さも納得だ。


「俺はこっちのほうが嬉しいんだが」


するりとスウェットの裾から手を滑り込ませるとぎゅっと服の上から手を抑えられた。
素直に手を止めると郁が染まった頬のまま睨んできた。


「明日仕事!!…………それにお礼にならないもん」


少しの逡巡のあとの小さな言葉と染まる頬が愛おしい。


「でも、欲しい」


抑えられていないほうの手で郁の頬に触れる。


常よりあたたかい。


潤んだ郁の瞳に迷いが映り、きゅっとその瞳が閉じられた。
郁の頬に添えた手に郁が手を重ねる。


それを了解の証として郁の唇に触れ、軟らかな四肢を引き寄せた。

この暖かで心地よい重みが幸せなのだろう。


付き合うようになるまでも、付き合うようになってからも、そもそも出会いから正に紆余曲折あったがこうやって幸せを感じることができるようになるとは感慨深いものだ。



そんなことをぼんやり感じながら二人は幸せのなかに身を沈めてゆく。

郁の足首では虹とカミツレが踊っていた。










fin.






尻つぼみとか私が一番感じています←

スポンサーサイト

テーマ:二次創作
ジャンル:小説・文学

コメント

非公開コメント

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
自己紹介。

誠

Author:誠
趣味 読書
好きな作家 有川浩先生、畠中恵先生などなど
ちなみに図書館戦争(特に堂郁)をこよなく愛してます。

亀更新中

アクセス解析済み

web拍手。

ただいまお礼SS2個UP中。

最新記事

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

訪問者様数。

キリ番受付中です! ぞろ目、語呂合わせ、キリのいい数字、ニアピンなど よかったら一言リクエストなどありましたらよろしくお願いします!

現在の訪問者様数。

現在の閲覧者数:

時計。

お世話になっております。

私的なリンク。

メールフォーム。

名前:
メール:
件名:
本文:

愛する作品たち。

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。