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青の小瓶 SS

2013.09.01 10:49|図書館戦争。
はい、先ほど予告しましたSSでございます。


拍手御礼は本当にごめんなさい、もう少しお待ちくださいませ……


※注意(というより言い訳
思いついて書いたはいいけど、あとから疑問が浮かんできてしばらく寝かせていました。
『内乱で郁ちゃんを真っ赤にさせたときに堂上はどこまで自覚していたのか』というところで
さらさら書いたはいいけど考え始めたらうぬぬぬとなりまして……
違和感を感じられる方もいるかもしれないので一応。
結局は自己満!と開き直ってみる←


そして、リクエスト「堂上教官、小牧教官(堂郁は上官部下) で、部屋飲み」を目指してみました。
お気に召していただけたら嬉しいです……



小牧視点難しい!



それでは、よろしければ追記からどぞ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「あれ堂上なにそれ」


常のように堂上の部屋に飲みにきていた小牧の目に止まったのは机の上に包装とともに置かれた青い小瓶だった。


「昇任試験の礼だと」


堂上に礼をしなければならないとなると必然的に誰からの贈り物かわかるというものだ。
それにあんなかわいらしいものを。


「へーアロマオイル?」


瓶を見ただけでなんとなく察した小牧に堂上は少し驚いたが、毬江のことを思い出して納得したようだ。


「らしい。カミツレだと」


カミツレというと古めかしい言い方になってしまうが、長く腕につけている身としては馴染んだものだ。


「カモミールねぇ……よかったじゃない」

「ああ」


いつになく柔らかな表情で返した友人に驚く。

自分の気持ちに素直になったのか、ついに蓋が耐えきれなくなってきたのか……


「そういえば今日、事務室の方から笠原さんがすごい速さで歩いてくのを見たな……」


なにかあったのかな、と思っていたが、小牧が事務室に着くとすでに事務室にいた堂上がどことなく機嫌がよかったことを思いだした。
どうもこれが関わっているようだ。


堂上はあいつまたなにかやらかしたのか?と眉間に皺を寄せている。

小牧としては堂上がやらかしたというほうに賭けているのだが。


だって……


「彼女、顔真っ赤だったんだけど。堂上何か知らない?」


ところが。

期待を込めた小牧の問いだったのだが、堂上はただ怪訝な顔をしただけだった。


「いや……なんのことだ」


あら、外れかな


郁が真っ赤になるという状況は高確率で堂上が関わっているのだが……


「あれ、てっきりお前のせいかと思ってたんだけど。なにもなかった?」

「なにもなかったかって……これもらっただけだ」


ふーん?


珍しく勘が外れたのかなと思いつつ、郁をあれだけテンパらせた正体も気になった。


「カミツレ……今度お茶と花を……連れて……っ!?」


もごもごとそのときを思い出すようにつぶやいていた堂上がはっとしたように目を見開いた。


これは確実になにかあった。


自分の勘が外れていなかったことに満足する。

この堅物は特に郁に対して無意識に天然タラシを発動することを知っている小牧としては、自覚したらしいその行動を知りたい。


「え、なになになになに」


好奇心も露わに追及しようとしたら「なんでもないっ!!」と怒鳴られてしまった。

そんな真っ赤になってそっぽ向かれながら言われても楽しいだけなのだが。
堂上は乱暴にビールを煽ったが、苦味が増したかのような眉間の皺に吹き出しそうになる。


「嘘着くなよ、何言ったんだよ。笠原さん真っ赤にしちゃうようなこと?」


にやにやした表情を隠しもせずに訊くが、どうやら今更自分の発言に衝撃を受けている堂上は動揺しているが、口は割らない。


ってゆうか、笠原さんに負けず劣らずお前も顔赤いよ


堂上も顔が赤くなる原因はほぼ郁関係であるため、もう何かあったと言っているようなものなのだが。

先ほどのつぶやきでお茶とか今度とかいう単語が聞こえた気がするが……赤くなっていることも加味してそこから推測すると、デートにでも誘ったのか。


「ふーん、そう。ま、いいけどね」


もしここで隠し通せたとしてもいずれはバレることなのだ。


もちろんこのまま解放するつもりもないが。


「で、そのデートはいつなの?」

「なっ!そんなんじゃないっ!」


速攻で帰ってきた怒声に自分の予想が当たっていることを知る。


堂上にしては大きく出たというか、出てしまったと言うべきか。

毬江もハーブティーがどうのと言っていたので、カミツレのお茶の話にでもなったのだろう。

双方の反応から考えて堂上が興味あるとか言ってーーー


そこでさらっと誘っちゃったんだろうなぁ……


小牧としてはそこまで無意識にしといて、まだその想いから目を逸らしている堂上に呆れを通り越して一種の尊敬まで抱けそうだ。


「はいはい。それで日付けは決まったわけ?」

「……いや」


一緒に出掛ける約束はしたようだ。

元から堂上が小牧に隠し通せるわけもないのだが完全に諦めたみたいだ。
苦虫を百匹まとめて噛んだかのような顔をしている。

そこで完全に開き直れないところがかわいいところというかなんというか。


「へえ、まあよかったな」

「別によかったもなにもなんでもないだろ」


少しでももどかしい二人が前進してくれるというならこちらとしても「よかった」なのだが、堂上としてはそうもいかないらしい。


小牧は郁が王子様の正体が堂上だとわかっているとを知っているが、堂上は知らないのだからまだその辺りの折り合いがつかないのだろう。
郁は郁でまだ気持ちの整理期間だろうし、進展というほどの進展ではないかもしれない。


しかし小牧にしてみれば大事な親友とかわいい部下のことだ。

ゆっくりでいいからちゃんと行き着くところへ行ってくれることを願っている。


もうすでに互いの気持ちは互いに向いているのだから


素直じゃないなぁ……


苦笑に乗せてつぶやいた声は堂上に届くことなく空に消えた。


「まあとにかく、乾杯?」


ビールを軽く掲げると堂上も仏頂面のまま応えるようにくっと缶を傾けた。





後になって堂上はこの約束をしておいた自分に感謝することになるのだが、今はまだ知らない。






fin.


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テーマ:二次創作
ジャンル:小説・文学

コメント

ふわわわっ

もうニヤニヤが止まりませんっ(*´ω`*)
こまっきーもっといじっちゃえ(笑)
こまっきーにいじられて赤くなる堂上教官って想像しただけで可愛いっ(*´∀`)私の想像ではか赤くなった顔を見られまいと片手で顔を隠し威嚇の意味で眉間にシワを寄せるも結局は赤い顔は隠せきれずこまっきー(柴崎もいいですね~)にいじられる、とゆう。
うわー!(ノ´∀`*)今自動車教習所にいるのにニヤニヤが止まんないっっ!!!

Re: ふわわわっ

遅くなってすみません!
ニヤニヤしていただけてよかったです(笑)
こまっきーにはどんどん堂上さんをいじってもらいたいですな(´`)
そうなんです、それなんです!真っ赤な顔を隠そうと必死になって仏頂面を保とうとして眉間にしわ寄ってるけどそこが余計に……!ってとこですよね!こまっきーも柴崎もしっかりいじってくれそうです←
おお、自動車免許取られるんですね!頑張ってください(`・ω・´)にやにやして怪しまれないように(笑)
コメントありがとうございました!
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誠

Author:誠
趣味 読書
好きな作家 有川浩先生、畠中恵先生などなど
ちなみに図書館戦争(特に堂郁)をこよなく愛してます。

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