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恋しつづける SS。

2012.06.24 23:53|図書館戦争。
すみませんまとめ方がわからなくなりましたorz
そして題名が思い浮かばなさすぎてもう……

なんとか今週末中にあっぷ!
また2週間ほど更新できないかもしれないので今日だけでも!と頑張りました~(--;)

拍手御礼はすみません、もう少しお待ち下さいませ……


そしてこのSSはこにやんさまのリクエストいただいた「堂上教官にアプローチしてくる女にやきもち郁」をテーマとしてみたつもりなのですが……
たぶんイメージと違った物となってしまっていると思われます……すみません
ちょっといつのまにかこんな感じになってしまいました(汗)
苦情は受けつけますorz


堂郁恋人期で郁ちゃんがやきもちやいちゃう感じです!
よろしければどうぞ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「堂上さん」


警備のために小牧と閲覧室に入った途端のことだった。

笑顔を向けてきたのは近頃図書館によく通っている女性。
もちろん個人的な知り合いではなく、先日レファレンスをした際に親しみを持たれた———というか気に入られた———ようで閲覧室業務のときには必ずというほど声を掛けられるようになった。

確かに、たくさんの利用者、館員がいるといっても常連にもなれば顔がわかる人もでてくる。
そうすれば個別に挨拶をしたり少し世間話をするようなこともあるだろう。

だがこの女性はそのようなタイプではないとを長年の経験や勘が告げている。
言い方は悪いがいわゆる恋愛体質な“追っかけ”だ。


「こんにちは」


渋い顔をするわけにも、無視するわけにもいかない堂上は営業用スマイルで挨拶をする。

正直言って郁というかわいいかわいい恋人がいる堂上には迷惑なだけな存在だ。
例え恋人がいないとしても堂上はこの手の女性を喜ぶタイプでない。


「今日は幸せな恋愛小説とか読みたいなぁって思って……案内していただけません?」


くいっと首を傾げる仕草とともにふわりと揺れたナチュラルブラウンのゆるく巻いた髪がいかにもかわいらしい女性を演出している。


「恋愛小説でしたらこちらの館員のほうが詳しいので……」

「どうぞこちらへ」


事実堂上は恋愛ものなど滅多に読まないし、逆に小牧は毬江ちゃんとのこともあって詳しい。
長い付き合いだけあってスムーズに引き渡せた。
小牧に案内され、ちらっとこちらを名残惜そうに見るが黙殺するしかない。


———一体どうしろっていうんだ


このような事態は今回が初めてではないが、相手から直接的な言葉や行動で表されたりしない限り相手が飽きるまでのらりくらりと避けてやり過ごすしかない。


ふと視線をあげると手塚とバディの郁とちょうど目が合った。
今のやり取りを見てしまったのだろう、複雑な表情だったが、うつむいて堂上から視線を逸らすと歩き出してしまった。
また何やらぐるぐると考えているのだろうとわかるが、今は業務中だ。何もできない。
自然と堂上の表情も苦くなった。




+++




業務を終え、夕飯と風呂を済ませていつものように郁にメールを打つ。


『出られるか』


短い一言を組み立てて送信した。
待つほどの時間もなく郁から大丈夫だというメールが届く。


ロビーで落ち合って外へ出るとふわりと吹いた風が心地よい。

業務中も終業後もなんともない風を装っているが、あの女性のことを気にしているのは丸わかりだった。
今は何もいわず、木々の影で郁の唇を奪う。

いつもよりも求め応えてくれる郁に、安心させるようにひたすら優しく甘く触れ、舌を絡ませ、頬に髪にくちづける。

深く長い口づけのあと、郁が堂上の肩に顔を押し当ててぎゅっとしがみついてきた。


「郁?」


いつもと違い何かを耐えるような強さに堂上が問いかけると郁はまた少し力を強めた。


「どうした」


黙り込む郁に理由は察しているが堂上は敢えて問う。

郁に耐えずに言って欲しかった。


「……教官が、堂上教官が相手にしていないってことはわかってるんです。でも……でも、わかっていても嫌なんです。だから、嫉妬……しちゃって」


ごめんなさい、と郁がつぶやく。
堂上は郁の髪を梳きながらほほえんだ。


「なんで謝る。俺は嬉しいけどな」


郁はその言葉をふるふると首を振って否定する。

泣く寸前でこらえるように息を吸い込んだ後、郁は揺れる声で話し始めた。


「———確かにあの人は教官より小さいし、女の子っぽくてかわいいけど……だけど、あたしのほうが堂上教官の強さも厳しさも優しさも知ってます。絶対あたしのほうが堂上教官のことを好きです!」


最後には強く言い切った郁は顔を上げた。


「この気持ちは誰にも負けません」


郁の真っ直ぐな瞳とストレートな告白に胸を打たれた堂上は、郁の少し赤くなった目元を親指でそっと撫でる。


「俺もだ。……お前より5つも年上で口うるさいチビだけど、こんなに真っ直ぐでこんなに一生懸命で、こんなにかわいいこと言ってくれる奴、誰にだって譲るもんか」


最初自嘲気味に言えば郁は首を振った。堂上は宣言するように郁の手を強く握る。


「俺もお前を想う気持ちは誰にも負けない」


郁のように目をみて真っ直ぐに伝えるには少し年を取ってしまった堂上は郁の身体をぐっと引き寄せて耳元に唇を寄せる。


「郁が好きだ」


郁は驚いてつかんだ堂上の服から背中に腕を移動させてきゅっと抱きついた。


「……そんなこと言うと絶対離れてあげませんよ」

「上等だ。そっちこそ、絶対に離してやらんから覚悟しておけよ」


堂上がおどけるとふっと空気が緩んだ。
くすくすと二人で笑いあうとどちらからともなく唇が重なった。
ちゅっとリップノイズを立てて離れた唇は互いに弧を描いていて。


「なんかちょっと大げさだったかも」


今さら恥ずかしくなったのだろう、郁が照れ笑いをする。


「極力避けるようにするが、まあしばらくは我慢してくれ」


堂上が郁の髪を梳くと郁はこくりと頷いた。


「もう大丈夫です」


瞳にいつもの強い光を宿した郁がまぶしい。


「お陰で嬉しい言葉も聴けたしな」

「もう、恥ずかしいからそういうこと言わないでください」


顔を逸らそうとする郁の頬に手を添えて阻止する。

からかうようにのぞき込むと思わぬ方向に郁が動いた。


やわらかな感触が堂上の唇に触れる。

珍しく郁からキスされたのだった。
いつかよりは上手になったそれに虚をつかれる。


「あたしも嬉しかったです」

「……それはよかった」


心配しなくても堂上は予想のあらゆる意味で斜め上を行ってくれる郁にまたこうして捕らわれてしまう。


ぽんと出てきた女なんか眼中に入ることができないくらい


———やっぱり俺はそんなお前が好きなんだよ









fin.





余裕ができたら夫婦で郁ちゃんの『やきもち』バージョンにチャレンジしてみたいと思います
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テーマ:二次創作
ジャンル:小説・文学

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自己紹介。

誠

Author:誠
趣味 読書
好きな作家 有川浩先生、畠中恵先生などなど
ちなみに図書館戦争(特に堂郁)をこよなく愛してます。

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